
テーマ⑥
『身体拘束はケアだと思いますか?』
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テーマ①『施設介護に身体拘束は必要か?』



テーマ②『身体拘束の問題点とは?利点とは?』

テーマ③
『自分や家族が身体拘束をされたらどう思うか?』

テーマ④
『どうすれば介護現場から身体拘束が無くなるのか?』

テーマ⑤
『身体拘束されるのはどんな人?』


最後のテーマです。
これまでの議論を鑑み、忌憚なきご意見をお願いします。

介護スタッフの志ひとつで
ケアにも虐待にもなるのではないでしょうか。
その行為だけに注目するのではなく、
心理や環境に配慮し安全と尊厳に重きを置き、
その手技をチームケアとして高めれば、
キュア(治療)としてケアに繋がるのではないかと。
ただし今の身体拘束はそれに値しません

ここでいう【ケア】の
定義・概念が本人主体の意味であるならば、
身体拘束はケアではありません。
処置です(※ 辞書で“ケア”の意味を調べると微妙)
対応者側の想いや感情がどうであれ、
【身体拘束をされる本人】は非常に辛いのです
状況から、いくら【その人のため】と称しても、
本人が一方的な肉体的・精神的苦痛を受けている時点で、
僕は虐待と同義だと考えます。
これはハラスメントの考え方と同じですね

実際の介護現場での拘束は瘙痒感で掻きむしるとか
一時的な経管処置などがある時の抜去の防止程度では?
そしてその介護施設のスタッフの質の問題で切迫性、
非代替性、一時性の範囲で収まらなければ
その施設では受け入れないというのが大前提かと
また、身体拘束をするための条件が規定されている中で
施設をあげてはなから拘束はしないと宣言するのは
利用者のためにもならないしスタッフのためにもならないと思います
尊厳を盾に、どんなに対応が厳しくても
減算だけは受け入れないと暗に示しているだけだと思います
拘束を一概に否定するのではなく使える規定を
最大限に使い利用者とスタッフを守ることも必要だと思います

拘束の否定は個人によりますが、使える規定を整備する、
それはとても大切なことですよね。
こちらの意見に大いに賛同です。

あまりに、ふいに立ち上がって転びに転ぶ方の対応の際、
様々議論したことがありました。
鈴をつけたら、とか。
本当にお客様のことは、思っていました。

反対か賛成か?で論じれば意見は別れると思います。
でも、容認か否認か?で論じれば結論は出てます。
多くの施設で身体拘束は平然と行われてますから。
医療に依存している現状で、
身体拘束否認は受け入れられかねます。
安全の為・治療の為。
では容認されてる方に質問です。
貴方はその身体拘束に責任を持てますか?
医療・’病院での身体拘束は責任が存在します。
それは重厚な知識や技術であり、厳しい国家試験です。
介護施設での身体拘束にそれがあるのでしょうか?
それがなければ、安全の為・治療の為は単なる言い訳にしかならないと、
自分は思います。

そうですね。
介護点数10%減算×日数分は責任持ってますよ。
身体拘束0が望ましいが、ケースバイケースで、
医師の指示が有り、酸素吸入管外してSPO2が70%まで落ち込んだ場合。
ミトン使いましたね。

責任とは何でしょう?
医師の指示があり減算を了解するのが責任?
それは医師の責任であり介護職員の責任ではないのでは?

医療機関の指示に従う場合。
両者とも責任を持つ事ではないでしょうか。

医師の責任とは重厚な知識と厳しい国家試験です。
介護職員にはそれがありません。
それでいて医師と同じ責任を介護職員が持ってるというのは
違うと思います。
医師の責任とは患者に苦痛を与える事への責任です。
もし介護職員が責任を持つというなら、
重厚な知識と厳しい国家試験を経てでないと
成り立たないはずです

必要か、不要か、
介護・看護を職としていない、
一介の介護家族に過ぎない私には簡単には答えられませんが、
NHKのクローズアップ現代
”それでも必要?一般病院の“身体拘束”

は、考えさせられました。
そんな中、拘束容認派の看護師さんが
「拘束をしないケア」を掲げる病院の研修を
受けるくだりが印象的でしたね。
一方的にオムツ交換された後、
最終的にはいつも自分がやっているように、
仰向けで両手両足をベッド柵に拘束帯でつながれて置き去りにされる。
「これは厳しいですね…これをいつもやってるんだと思うと」
と涙をこぼす。
それでも、明日現場に戻れば彼女はまた手足を縛る、
そうするしかないんだと思います。
だって彼女一人が「拘束は間違ってる」って
気付いただけじゃ何も変わらないから。
番組でも取り上げてましたが、
拘束廃止を実現しつつある病院の取り組みは病院ぐるみです。
現場よりもまずトップを始めとする法人全体が
拘束廃止のリスクに向き合い、
看護師だけでなく医師・薬剤師・事務…多職種が
一致した対応をすること、
そのために何より経営者が”覚悟”をする必要が
あるんだと思いました。

身体拘束は書面にて同意を
とらなければいけないことになっています。
安全管理上、治療や生活に命にかかわる危険回避のため、
やむを得ないと思います。
そのための身体拘束であり、書面にての同意です。

イベントがこれで終了になります。
これまでテーマ⑥までお付き合い頂き
有難う御座いました。
引き続きご意見をコメントでお待ちしています。
コメントはこちらから
身体拘束はしなくてもいいなら勿論しないほうがいいけど、
「拘束しなくてはどうにもならない時」もある。
この手の議論は、「利用者さんのリスクを回避するための拘束」と
「職員が楽をするための拘束」が混ざってることが多い。
私が論じたいのは「利用者さんのリスクを回避するための拘束」について。
それに対して「拘束なんて」と噛み付いてくる人の頭の中は
「拘束=職員が楽をしたいからでしょ」が前提にあるから、
だいたいの場合において会話にならないことが多い。